学長挨拶

学長 渡邊 洋一

 羽陽学園短期大学は、幼児教育科と専攻科福祉専攻だけの、とても小さな短期大学です。
 私たちが目指しているのは、幼い子どもたちや障がいを持つ人々そして年老いた人々という、周囲の人が手を差し伸べることによってより自立した自分らしい生活を送ることができる人々を支え助ける専門的な技能と知恵をもった若い人を社会に送り出すことです。
 このような仕事は、いくら情報技術が進歩してもコンピューターやロボットで代われるものではありません。人が人として悩みや喜びを共有してこそ、支え支えられる日々の生活を送ることができます。だからこそ、本学ではひとりひとりの学生さんに教職員が寄り添ってそれぞれの個性を考えながら教育にあたっています。
 資格に必要な専門的知識と技能を身につけてもらうことは当然ですが、現実の社会では、日々刻々と状況は変わり、個人が知っている知識だけでは対応できない場面がたくさんあります。「助けてください」「教えてください」と声を出し、「ありがとうございます」と笑顔で応える力、つまりコミュニケーション力を身につけることが最も重要かもしれません。その場に応じて柔軟な発想と行動ができ、孤立しないでまわりの人々の協力を引き出すことができるのが最善の教育者・支援者といえるからです。
 このような人々を育てるために本学では、クラスやゼミというグループでの活動を通した教育に力を入れています。実習型プログラムが多数用意されており、教室で机に向かうだけでは得られない体験を通して、現場で通用する実践的力が身につきます。キャンパスに隣接して老人福祉施設と附属幼稚園があり、専攻科の学生だけでなく幼児教育科の学生も、幼児教育と保育はもちろん障がい者支援・高齢者の介護に関連した多様な教育に触れることができます。
 東には奥羽山系が、西には田園の向こうに朝日連峰から霊峰月山や葉山を一望できます。そんなのびやかなキャンパスで精いっぱい自分の力をのばしてみませんか。